フランスにはあらゆる芸術の最高峰があります。私は永らくそういったフランスの文化に魅了されてきました。

みなさんはご存知でしょうか。フランスではカフェが市民にとってとても身近なものです。フランス人は自分の部屋であるかのようにカフェを利用するといいます。コーヒー1杯で何時間も過ごすということもあるようです。カフェは誰でも安いお金で入れ、人と出会え、話ができる場なので今も昔も大変賑わっています。

18世紀のパリ。ルソー、ヴォルテール、ディドロ、ロベスピエール、さらにはナポレオンなどもカフェに集っていました。そこから啓蒙思想が市民の間にも拡がっていき、やがてはフランス革命に結びついていきました。その後もモネ、ルノワール、ピカソ、マティス、ランボー、サルトル、コクトー、サティ、ドビュッシー、ボードレール、ヴェルレーヌ、ヘミングウェイ、スコット・フィッツジェラルド、マン・レイ、そして藤田嗣治など、今では伝説となっている芸術家などの文化人が多数集い、日々議論を戦わせながら、今なお崇拝される素晴らしい文化を生み出していったのです。特に19世紀末から20世紀初頭のパリは、ベル・エポックと呼ばれる、文化が成熟し、もっとも華やいだ時代でした。このようにフランスは、特に文化の面においては世界一尊敬される国のひとつですが、その文化を語る上で、カフェの存在は避けては通れないものなのです。
余談ですが、フランスでは物事をはっきり言うことが好まれ、またフランス人は議論好きで有名です。日本人からするとびっくりしますが、高校では哲学の授業が必修なのです。人の前で理路整然と話ができる力はこういったところで培われているのかもしれません。日本人の謙虚さを美徳とする文化も、本当に素晴らしいと私は思いますが、少しはフランスに見習うところもあるのかもしれません。

さて、​フランスのカフェといえば、歩道にせり出したテラスを思い浮かべる方が多いでしょう。ですが、そのテラスに並べられている椅子に注目したことがあるでしょうか。それぞれのお店が個性を競っている、とうの椅子があります。フランスには至る所にカフェがあるので、色とりどりの椅子が街の景観に華を添えているのです。実に優雅な趣きがあります。

私もフランスの風を感じたいと思い、ビストロチェア(このサイトでは、籐のフレームにプラスチックの紐で編まれた背もたれや座面を持つ椅子をビストロチェアと呼ぶことにします)を購入しようと探したことがあります。しかし、なぜか日本では売っていないどころか、情報すら満足に手に入りませんでした。そこで、この素晴らしい文化のひとつであるビストロチェアを日本に紹介し、普及させることで、日本にも華やかな時代、ベル・エポックとともに素晴らしい文化が生まれればと思いました。 フランスのビストロチェアメーカー6社を探し出し、コンタクトを取りながら、このサイトを作りました。そもそもはただ紹介し、フランス語がわからない方や、お忙しい方のために、代わりに購入手続きをしようと思っていただけですが、1社から、「ちょうど日本で販売店を探していたので手伝ってくれないか」と申し出があり、フランス好きの人間としてはフランスと深く関われることは非常に大きな喜びなので、協力させていただくことにしました。どうやってビストロチェアをみなさんに知ってもらうか、真剣に考えています。もちろん個人のお宅でビストロチェアが1脚ほしいという方のお手伝いもさせていただきます!
お宅で使っても、お店で使っても目立つことは間違いなしです。とくに、ヨーロッパの方は懐かしいと思われるようで、大変好まれます。 このサイトは2013年2月に立ち上げ、7月にリニューアルしました。ホームページ作成に関してはズブの素人ですが、なんとか(何度も諦めかけました…)作り上げることができました。デザインから、サーバーへのアップロードまで、私の苦労の結晶です(笑)どうぞ隅々までご覧ください!
よろしくお願い申し上げます。 

※サイト名「Marché Rotin マルシェ・ロタン」は、パリで学生街、またグルメの街として名高い「Quartier Latin カルチエ・ラタン」を文字って名づけました。「籐市場」という意味です。このサイトの背景画像はシャンゼリゼ通りですが…(笑)

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